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コーラを一日10リットル飲んでた女性が死亡

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【2月12日 AFP】生前、コカ・コーラ(Coca-Cola)を1日に約10リットル飲む習慣のあったニュージーランド人女性の死について調べていた検視担当官が12日、この女性の生活習慣が死の大きな要因になったと述べた。
同検視担当官はまた、米飲料大手の同社に対し、カフェイン入りの製品に健康警告を表示するよう勧告した。
 亡くなったのはニュージーランド南部インバーカーギル(Invercargill)に住む8人の子を持つナターシャ・ハリスさん(30)。
ハリスさんは亡くなった2010年2月まで数年にわたり大量のコーラ飲料を日々飲んでいたとされる。
検視官によると、最終的な死因となったのは不整脈で、またコーラの「極端な」飲用と関連づけることのできるさまざまな健康問題にも悩まされていたという。
 同検視官は「入手可能な証拠をすべて考慮に入れたとしても、極めて大量のコーラをナターシャさんが飲んでいなければ、彼女が亡くなったような年齢、さらには亡くなり方で死亡することはなかったと考える」と述べた。
さらにハリスさんの習慣は「不整脈を誘因する代謝異常の進行を後押しする実質的要因となった」と付け加えた。
 ハリスさんの遺族はコカ・コーラに健康警告の表示がなかったため、ハリスさんの飲用習慣が危険だとは思わなかったという。
同検視官は、コーラ社にカフェイン含有量と極端な飲用に関する警告の表示を勧告すると同時に、当局にも警告表示の必要性や炭酸飲料のカフェイン含有量の上限引き下げを検討するよう求めた。
 一方で検視官はコーラの原材料について「まったく合法的で、数百万人が飲んでいるもの」であることを補足し、「健康に有害な量を飲用する消費者の健康についてコカ・コーラは責任を負えない」と報告書で述べている。
 ニュージーランドを事業地域とするコカコーラ・オセアニア(Coca-Cola Oceania)は声明で、ハリスさんの心臓発作の原因について同意できないとする専門家らの見解を引用し、また検視官も死因について確定できないことを認めているとしながら、ハリスさんの生活スタイルと
コーラの飲み過ぎにばかりに焦点が当てられたことは遺憾だと発表した。

(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2927494/10272173

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