都市部での雑食が目立つカラスが、茨城県の一部地域では食用とされている。
戦後間もない頃から続く食文化を守ろうと、地域の人たちが特産品とできないか、研究を始めている。
茨城県ひたちなか市の自営業男性(60)は2月、自宅で知人らにカラス料理を振る舞った。胸肉はさしみに、脚は焼き鳥に調理した。同市の獣医師安(やす)富康さん(43)は「色々な動物を食べてきたが、軟らかく甘みがある」と話した。
男性は約20年前、地元猟師からカラス料理でもてなされた。狩猟期間の11月中旬~2月中旬、猟師からカラスを分けてもらっている。地元の猟師らによると「地域で食されてきた」という。
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